近年、NISAを利用して投資信託を購入する人が急増しています。それに伴い、YouTubeなどのSNS、各種メディアでは「おすすめの投資信託」や「これを買えば間違いない」といった情報が氾濫し、多くの一般投資家が何を信じればよいのか分からない状況になっています。さらには、誤った情報や過度に偏った意見に踊らされてしまうケースも少なくありません。
そんな中、「投資信託を選ぶ際、投資家は運用リターンに意識を向けがちだが、運用コストも同様に考慮すべき」という趣旨の記事を目にしました。確かに、投資信託のコストは投資家のリターンを直接削る要因であり、無視できるものではありません。しかし、単純に「コストが安いから良い」と判断してしまうのは、果たして正しい選択なのでしょうか。
運用コストとは?
投資信託のコストには主に以下のようなものがあります。
・信託報酬:運用会社や販売会社に支払う管理費用(年間の運用資産に対する割合)
・購入時手数料:投資信託を購入する際にかかる費用(最近は無料のものも増えている)
・信託財産留保額:解約時に徴収される手数料(設定されていないものもある)
投資信託を長期で運用する場合、信託報酬の違いは積み重なり、大きな差となります。例えば、年間の信託報酬が0.1%と0.5%のファンドでは、20年後には累積コストが大きく異なることになります。そう考えると、「なるべくコストが低いものを選ぶべき」というのは納得のいく主張です。
リターンとコストは切り離せない
一方で、「コストが安い=良い投資信託」と単純に考えてしまうのも危険です。なぜなら、運用リターンが異なる以上、手数料の高低だけで優劣を判断するのは適切ではないからです。
例えば、
・信託報酬が年0.5%のファンドA(平均リターン7%)
・信託報酬が年0.1%のファンドB(平均リターン5%)
があった場合、コストの低いBのほうが優れているとは言い切れません。運用成績が良ければ、多少のコスト差は吸収されるからです。
投資信託を選ぶ際のポイント
では、投資信託を選ぶ際にどのような視点を持つべきでしょうか?
1.リターンとコストのバランスを考慮する
・過去の運用実績や運用方針を確認し、コストがリターンを大きく削るかどうかを検討する。
2.インデックスファンドかアクティブファンドかを見極める
・インデックスファンドは一般的に低コストで、長期投資向き。
・アクティブファンドは手数料が高めだが、高リターンを狙える可能性もある。
3.運用の安定性を見る
・一時的なリターンの良し悪しではなく、長期間にわたるパフォーマンスの安定性を確認する。
4.資産規模や純資産の推移をチェックする
・規模が小さすぎるファンドは運用が安定しない可能性があるため注意。
まとめ
投資信託を選ぶ際、コストを無視することはできませんが、単純に「安いから良い」と決めつけるのも早計です。投資の目的やリスク許容度に応じて、リターンとコストのバランスを総合的に判断することが重要です。
情報があふれる現代だからこそ、流されることなく、冷静に自分に合った投資信託を選ぶ目を養いたいものです。このコラムが、皆さんの理解を深める一助となれば幸いです。
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