【車を入れ替えようと思っています!あなたならどうする?】

例えば、あなたの貯金が300万円あるとします。

今使っている車が古くなってきており故障がちな上に来月車検が到来します。
なので、車を入れ替えようと思っています。

ディーラーに行ったら300万円で気に入った車が新車で購入できそうです。
中古車も見て回ったところ、ディーラーでみたのと同じ車種の5年落ちが200万円で買えるそうです。

300万円を使って新車を買った場合を考えてみましょう。

その車の価値は年々減っていくことはお分かりいただけるでしょう。
グーネットという車の情報サイトによると、車種にはよりますが、年数による価値の下落は大体決まっていて、新車登録から1年経過すると購入価格の約30%、3年経過で約45%、5年経過で約60%も下落するとされています。
例えば、新車300万円の車は、1年後には210万円になり、3年後には165万円、5年後には120万円になるようです。10年後には40万円、20年後には10万円になるとしましょう。

一方、200万円で中古車を買った場合はどうでしょう。

200万円で5年落ちの中古車を手に入れます。
200万円で買った中古車も、20年後には当然、鉄屑同然になってしまいます。

300万円のうち、使わなかった残りの100万円を投資に回したらどうでしょう。

例えば、その100万円を、年利7%で増える投資先に投資したらどうでしょう。
年利7%の運用では、以下のような結果が期待できます。
・1年後: 107万円
・5年後: 140万円
・10年後: 197万円
・15年後: 276万円
・20年後: 387万円
この場合、100万円が20年で約387万円になる計算です。7%の運用利回りは長期投資としては比較的現実的で、過去の市場データに基づくと、リスクは中程度といえるでしょう。

一方、年利10%の運用を選んだ場合、リターンはさらに大きくなります。
・1年後: 110万円
・5年後: 161万円
・10年後: 259万円
・15年後: 417万円
・20年後: 672万円
年利10%で運用すれば、20年後には672万円にも達します。この差額は285万円。投資金額自体は同じ100万円なのに、利回りの違いでリターンが大きく変わることがわかります。

ここで少しリスクについて考えてみましょう。

ただし、10%という利回りには、それ相応のリスクがあります。例えば、米国のS&P500指数やナスダック100のような株式市場に連動するファンドは、過去20年で年平均10%前後のリターンを出していることがあります。しかし、これらの市場は好調な時期もあれば、不況や市場の下落時に大きな損失を被ることもあります。

10%の利回りを追求する場合、市場が安定しない時期には資産が一時的に減少するリスクを理解しておく必要があります。特に株式市場は予測が難しく、長期的なリターンが期待できる一方で、短期的な変動も激しいです。

7%の運用利回りは、よりリスクを抑えた選択肢となり、安定したリターンを目指したい人に向いています。市場の波が少し落ち着いている分、下落リスクも相対的に低くなる傾向があります。

最終的にどちらを選ぶべきかは、あなたのリスク許容度や資産運用の目的に左右されます。安定した成長を求めるなら、年利7%での運用を選び、よりリスクを取って資産を増やしたいなら、年利10%での運用を考えるのも一つの方法です。

重要なのは、自分に合った投資の方針を見つけ、そのリスクとリターンのバランスをしっかりと理解することです。

この殖やしたお金を、また車の購入など、さまざまな資金として有効利用ができそうですが、皆さんはどうお考えになりますか?

このコラムが、皆さんの理解を深める一助となれば幸いです。

弊社では、証券口座の開設から商品選択、アフターフォローまで、お客さまの投資行動に寄り添ってまいりますので、ぜひご相談ください。
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