【NISAは一括?つみたて?どっちがお得?】

「そろそろ始めないと!」と考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで問題になるのが、購入方法です。

一括投資か?
それとも毎月のつみたて投資か?

結局どっちがお得なのでしょうか?
つみたて投資で時期を分散して購入する「ドルコスト平均法」が本当にいいのでしょうか?

私は後で詳述する理由から「一括投資」と考えます!

確かに、相場の動きや投資の目的によって異なるとは思いますし、将来のことですから、最後までどちらが良かったかは判断できないですよね。

そこで、それぞれのメリット・デメリットを整理して考えてみましょう。

① 一括投資のメリット・デメリット

【メリット】
・時間を最大限に活用できる
→ 長期投資では「市場に早く資金を投入するほど有利」と言われます(時間分散よりも時間の長さが重要)。
・成長株や右肩上がりの市場に有利
→ 例えば、エヌビディアのような成長株に投資する場合、早く買っておいた方がリターンが高くなる可能性が高い。

【デメリット】
・購入タイミングの影響が大きい
→ 高値掴みのリスクがある。
・精神的な負担が大きい
→ 大きな額を投資することで、値動きに敏感になりがち。

② つみたて投資のメリット・デメリット

【メリット】
・リスク分散ができる(ドルコスト平均法)
→ 一度に大きく投資するのではなく、毎月・毎週などに分けて買うことで、高値掴みを避けることができる。
・心理的に安心
→ 一括投資で暴落すると焦るが、つみたてなら「安く買えてラッキー」と思える。

【デメリット】
・上昇相場ではリターンが小さくなる
→ 例えば、今年のように株価が右肩上がりなら、一括投資の方が結果的にリターンが高くなる。
・キャッシュが長期間遊ぶことになる
→ 投資しない期間が長いと、機会損失が発生する可能性がある。

③ 結局どっちがお得なの?

長期的に見ると、一括投資のほうがリターンは高くなる傾向がある(市場は長期的に成長することが多いため)。
ただし、短期的な暴落のリスクを避けるならつみたてが安全。
心理的に余裕があるなら「一括」、相場の上下が気になるなら「つみたて」という考え方が合理的。
折衷案として「半分一括・半分つみたて」もアリ(例えば、資金の50%を一括で投入し、残りを半年〜1年かけて分割投資する)。

もし「いまの相場が割高かどうか」が気になるなら、市場の状況を見ながら投資タイミングを調整するのも良いですね。エヌビディアのような個別株なら特に値動きが激しいので、分散投資のほうがリスク管理しやすいかもしれません。

「どんな市場を想定するか」で選択することも考えましょう。

・右肩上がりの市場なら → 一括投資が有利
・ボラティリティが高い市場(上下動が大きい)なら → つみたて投資が安心
・リスク許容度が高く、長期で考えるなら → 一括投資もアリ
・心理的に安心したいなら → つみたて投資がベター

例えば、エヌビディアのような成長株を狙うなら「一括投資」、S&P500などインデックス投資なら「つみたて投資」もアリ、という感じですね。

私が思う「一括投資が有利」の主な理由は以下の2点です。

① 複利効果を最大限に活かすのは『時間』

投資の基本は「市場に早く資金を投入し、長く運用することがリターンを最大化する」という考え方です。1年間遅れるだけで将来のリターンは大きく減ってしまいます。
例えば、今年3月から2035年3月まで年利6%で運用すると仮定して、今年120万円一括投資すると10年後には、約215万円になりますが、1年遅れると約203万円にしかなりません。これを30年と29年で計算すると、約689万円対約650万円になります。1年違うだけで差が大きくなるのです。さらに期間が延びるとさらに広がっていきます。

「投資において重要なのはタイミングではなく、タイム(時間)」というのは、多くのデータでも証明されています。
投資の効果「複利」を最大限活かすには”最初”が肝心。(複利とは、投資の元金だけでなく、その利息にもさらに利息がつき、雪だるま式にお金が増える投資の仕組みです)
雪だるまであれば、最初の丸が大きければ、その分、1回転でより大きくすることができますよね。それと同じで、複利を活かすには、最初の投入資金が大きい方が1回転(=時間)を、より効果的に使えます。つまり、より早く、より多くの資金を投資するのがセオリーと言うことなのです。

② つみたて投資(ドルコスト平均法)は万能ではない

ドルコスト平均法は、価格変動リスクを抑えつつ着実に資産を積み上げるのに向いています。ただし、上昇相場では一括投資の方が有利なケースもあり、相場環境によってはリターンが制限される点には注意が必要です。
また、心理的な負担や暴落時のダメージを考えると、「つみたて投資の方が安心できる」という方もいらっしゃるので、有効な選択肢ひとつであることは言うまでもありません。
米国市場のように「基本的に右肩上がりの市場」では、早く投資した方が得をする確率が高くなります。

一括投資の例と同じ利率(6%)と期間(2025年3月~10年間)に毎月1万円(元金計120万円つみたて投資した場合、10年後には約163万円にしかなりません(一括投資の場合、約215万円でしたね)。

もし、一括がいいか、つみたてがいいか悩んだらこの話を思い出してみてください。
ただし、どちらにもメリット・デメリットがありますので選択は慎重に。
そして、投資はあくまでも自己判断で行ってくださいね。

このコラムが、皆さんの理解を深める一助となれば幸いです。

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